この3/11で東日本大震災から6年となりました。
3/11に信濃むつみ高校でフォーラム「子どもたちの未来、子供の本の未来」という催しがあり、参加してきました。
自分の今の思いを確認するのにとてもよいイベントでした。
「もしかしたら今後の生活・仕事の転機になるイベントになったかも」と思いましたので、参加者の発言と私の気持ちをメモしておきます。

浅田次郎さん
・「なぜ日本に動かなくても足りているのに54基の原発があるのか?という視点も大事」「動かすことでなく作ることに意味があったのでは」「それは明治以降の作る経済学の考え方に基づいている」
・「本から学ぼうとしない方がよい」「本や芸術を難しく捉える必要はなく娯楽である」
山田健太さん(専修大学)
・「娯楽の延長上に未来があるのではないかと思う。」
私の感想
・自分自身は「作る経済学」の考えに基づいていないか再確認したい。ひとつ言えるのは経済と関係なく私はものづくりが好きだということ。
・娯楽という切り口は新鮮。娯楽をテーマに仕事を組み立てなおす、というのはやってみたい。

将来に絶望を感じている女性(22歳)
・「生きていくためにいろいろなものが必要」
私の感想
・なるほど。4年間の個人事業主、その前の会社員の頃を考えてもなんだか納得できる発言。何もなくても生きていけるのが本当だと思う。

あさのあつこさん
・「希望も絶望も個人的なもの。今はこれを巧妙な手口で個人から奪おうとしている」
・「自分を貴ぶのに”美しい私”や”能力がある私”など条件が必要になっている。」
私の感想
・希望や絶望だけでなくそのほかの考えや思いも同様に個人から奪おうとしていると感じる。
・「国や社会のためになる自分だから貴べる」という呪縛が自分にもあったと思う。ありのままの自分を貴びたい。

6年前の震災を通じて、「人はいつ死ぬか分からない」ということを認識し、明日死んでもよい人生を歩きたいと思って4年間やってきたつもりですが、
なんだか4年前とは少し気持ちがずれている感じも自分自身しています。
そしてこのイベントを通じて、「ありのままの自分を貴ぶ」ことを大事にしたいということを特に思っています。