今週から娘の学校が通常の時間割で始まりました。
まだ木曜日ですが「疲れた」と言って登校して行きました。
新しい環境、新しい習慣に慣れるのは誰でも大変なものです。

さて、今年度も松本少年刑務所で第二種電気工事士の職業訓練の講師をさせて頂いております。
今年が過去2年と比べて大きく異なるのは、訓練生が5名程度から1名に減ったことです。

理由は新型コロナ。
訓練生は全国各地から来るのですが、今年は人の移動が制限されたため、1名のみとなりました。

5月からスタートしていますが、1名だと塾でいう個別指導になりますので、今までとは進め方が全く違っています。
例えば、今までは全体のペースを合わせるためのちょっとした時間があったのですが、それがなくなり進み方が早くなりました。
私自身は体力的に少しだけ大変になりました。
一方で、一人だけなので「分からないことは即訊いて。」とか「できるだけいろいろやってみようね。」などと訓練生と話をしていて、一人であることのメリットを最大限生かしていこうと思っています。

当初一番心配していたコミュニケーションについては、ようやく大丈夫そうだなという感触を得て、少しほっとしています。
新しいことにチャレンジしている訓練生の気持ちを汲みつつ、粘り強く課題に取り組む姿勢を醸成しながら、1対1の緊張感を常に持って1年間やってみたいと思います。