「独立型ソーラー発電で冷蔵庫を動かす」の最終回です。
最後はソーラーパネルについて書きます。
一番気になるのはソーラーパネルの出力だと思いますが、日常的に冷蔵庫を使わないのであれば、かなり小さなもので大丈夫です。
チャージコントローラーの消費電流、バッテリーの自己放電くらいを考慮すればよいからです。「とりあえず50W」もあれば十分でしょう。

せっかくですので、日常的に冷蔵庫を使うためにはどのくらいの出力が必要になるか計算してみます。
計算の条件は以下の通りです。
・3日に1日は晴れる、晴れた日に3日分を充電できる。
・充電池は定格12V・100Ah。
このほかにチャージコントローラーの効率などいろいろな条件も加味して計算してみると、
400~500W程度のソーラーパネルを準備すればよいことになります。

そしてパネルの調達ですが、できれば中古品がおすすめです。
20年ほど使用したソーラーパネルが、屋根から降ろされている話をチラホラ聞きます。
捨ててしまえばごみですが、ほとんどのパネルは新品時の80%以上の出力を確保しているという話を聞いたことがあります。
ぜひ再利用したい、と私は考えています。