畑にある小屋で、冷凍冷蔵庫を使うための独立型ソーラー発電システムのご相談を頂きました。
夏場の畑仕事の合間、冷たいものが飲んだり食べたりできたら、きっとうれしいことでしょう。
熱中症対策にも役立ちそうです。

冷凍冷蔵庫は、独立型ソーラー発電で具体的に使いたい機器としてかなり人気です。
一方、使うときのシステムの設計は難しい部類です。
理由はいくつかありますが、今回はエネルギーのバランスのお話をしたいと思います。

冷凍冷蔵庫は、常に動いていて機能を果たします。日常はそんなこと当たり前で、こんなふうに考える方はいないと思います。

独立型ソーラー発電機の場合、外からは電気が入ってきませんから、常に
発電電力 > 冷凍冷蔵庫の使用電力
が成り立っている必要があります。

夜や曇りの日もありますので、そういうときはバッテリーから電力供給を受けることになります。これを考慮すると、
バッテリーへの充電電力量 > 冷凍冷蔵庫の使用電力量
の考え方の方が適当と思われます。

みよしやでは、「3日のうち1日は晴れる前提」で、以下の式が成り立つようにシステムを設計してご提案しています。
3日分のバッテリー充電電力量 > 3日分の冷凍冷蔵庫の使用電力量

ただし「これで、動作保証します。」とは残念ながら言えないのです。
長雨により発電できなくて冷凍冷蔵庫が止まってしまうかもしれませんし、真夏は周囲の温度が上がるため冷凍冷蔵庫の消費電力が上がって計算通りにいかないケースも考えられます。

「どの程度まで担保したいのか」と設置スペースや予算について、使用される方と打ち合わせもしくはメールのやりとりで決めて、その方に合った独立型ソーラー発電システムをご提供したいと思っています。

やってみないと分からないことも多いため、一旦システムを立ち上げ、使ってみて、システムを改良したり、或いは使い方を工夫したり、ということも視野に入れて導入することをお勧めします。

[みよしやの独立型ソーラー発電機]

みよしやでは、停電時やアウトドア、離れなどで使える独立型ソーラー発電機の設計・製作をしています。
まずは使ってみたい、という方のために持ち運び可能なミニソーラー発電機もご用意しております。
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