何年かまえから試験的にリチウムイオン充電池（リン酸鉄リチウム）を使っていただいている方がいます。
これほどリチウムイオン充電池が出回っていないころからです。
充電池の種類に関係なく、バッテリーをあげてしまうというトラブルは時々あります。
充電せずに長期間放置したりつないだ機器を使いすぎてしまうと、バッテリーの電圧が下がり、チャージコントローラーの動作電圧よりも下がってしまうと、お客様ではもうどうしようもありません。
鉛蓄電池の場合はサルフェーションという劣化現象が起こり、放置すると割と短期間で使えなくなってしまいます。
そのため、サルフェーションを起こしている場合はすぐに再充電する必要があります。
車用バッテリーにはサルフェーション除去装置というものがあるようですが、発電用のディープサイクルタイプにもこれが有効か調べたことは今のところありません。
今回話題にしているリチウムイオン充電池搭載の電源ですが、この度電圧が下がってしまいまして、こちらで充電してお渡しすることになりました。
過去にも同様のことがあったのですが、その際には再充電後も体感できるような性能劣化もなくご使用できたようです。
価格的には不利なリチウムイオン充電池ですが、充放電回数以外にも低電圧になっても救済できる点は、独立型ソーラー発電で用いる際には大きなメリットだと思います。
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