今日は黒糖蒸しパンをつくってみました。
見た目も優しく、甘すぎない蒸しパンになりました。

今回も「ゆっくり、いそげ」の話です。

仲間や家族、またはひとりでふらっと立ち寄り、なんとはない会話をして帰っていく。でも間違いなく、みんな来たときよりもいい表情になってお店をでていく。そんなことを続けていけたならと、影山さんは書いています。私もそんな店が理想です。(もちろんガンプラも楽しんでもらったり。)

さて、どうしても今の日本人はコストパフォーマンスというメジャーで、すぐに商品・サービスを評価してしまいます。
損か得かイーブンだったか。それで、「よかった」とか「少し損したかな」とか思ってしまいます。

一方で、こんな感情もあります。
(以下、引用)いい贈り物を受け取ったとき、「ああ、いいものを受け取っちゃったな。もらったもの以上のものでお返ししたいな」と考える人格も秘めている(と思う。)(引用終わり)
この気持ちを著者の影山さんは「健全な負債感」と称しており、この気持ちはお店に返ってこなかったしても、「帰り道に路上のごみを拾わせるかもしれないし、電車でおばあちゃんに席を譲る気持ちにさせるかもしれない」と書いています。

「うんうん、それは世の中少しいい雰囲気になるね。いいね。」と私は思いました。

自分がやるカフェも、イーブンを狙うのではなく、健全な負債感を持って帰ってもらえるカフェにしたいと思いました。