カフェについて学びたいと思い、クルミドコーヒー店主の影山知明さんが書いた「ゆっくり、いそげ」を読みました。
学び多き本でしたので、一部を紹介したいと思います。

カフェを続けるためにはお客さんがいなければならない。
でも、今の世は「金銭的価値」の収斂が進んでいるから、チェーン店にはない価値がなければお客さんは来ない。
お店の価値を認めてきてくれるお客さんが「特定多数」いなければならない。

価値のキャッチボールには密度の濃いコミュニケーションが必要で、単純にモノを売る「点」ではなく、その空間で時間を過ごしてもらう「線」「面」の接点をもつカフェはそういったコミュニケーションができる業種である。

「食の安全・安心」のようなメッセージが体験でなく文字情報だけになってしまうと左脳的な処理となってしまい、高い価値と感じにくい。
まずは「おいしい」や「気持ちいい」から入って「実はこの料理、・・・」といった順序の方が価値を感じてもらいやすい。

本の序盤でおよそこんなことが書かれている箇所があります。
「特定多数」のお客さんに来てもらう。ここがまずクリアする課題だと私は思いました。
価値を感じてもらえる店にすること。その価値を密度の濃いコミュニケーションで知ってもらうこと。
フムフム、なるほど。単なるチラシ配りなどだけではうまくいかないということが読み取れました。

そして、私がガンプラカフェ&バーをやる際の「特定多数」の人数をざっくり割り出してみました。
まずは500人。実現可能な人数かな、と感じました。