お金とは何か?の続きです。

まずは「共感資本社会を生きる」ですが、私には大変ピンとくる本でした。
非電化工房の塾を受講されてる方などには特におすすめの一冊です。

ただ、内容は二人の会話で進むのでまとめるのはとても難しいです。
以下、以前のブログお金とは何か?の続きとなる この本に書かれている「お金」 について、共感資本社会の話を交えて、私の解釈も加えつつ短くまとめたいと思います。

<これまでのお金>
・「決済」という言葉に代表されるように、人と人を分断するツールであり、人と自然を遠ざけるツールである。
・今の日本人はお金の奴隷になっている。お金を集めることが目的化してしまっている。(手段が目的化してしまっている。)
・「お金に縛られない自由な生き方こそが、人間にとって本当に幸せな生き方ではないか」と提唱。
(「お金に縛られない自由な生き方」という言い回しは全く価値観の異なるロバートキヨサキの本にも出てきそうで面白い。)

<新しいお金(eumo:ユーモ)>
・やり取りが生じる両者の関係性を作るためのツール。
・田舎の人は関係性で生きている。亡くなったじいちゃんばあちゃんの話、子供や孫の未来の話、田んぼ、畑、山、川、海、動植物、天気などの自然の話などをよくしている。(生きることの中心がそこ。)
関係性を切り、「個(点)」でしか生きられない都会の人と違い、「面」で生きている。
・(自分自身の中でなく)関係性<自分と人あるいは自然>の中から共感が生まれ、これが生きる意味(=幸せ)になる。
・新しいお金の社会(共感資本社会)が目指すのは、「生きがいを持って、いきいきと、日々ワクワクしながら生きられる社会」

昨年(2019年)に書かれた新しい本です。
最近、もやもやっとしている私にとっては勇気の湧く一冊でした。