4/26に「原発の仕組み」と題して小出裕章氏の講座が松本市内であり参加してきました。
多岐にわたるお話がありましたが、ここでは資源の埋蔵量の話をご紹介します。
写真は当日配布された資料の一部です。
地球上にあとどのくらいのエネルギーが埋蔵されているかを示した図で、
たとえば、ウランと石炭の究極埋蔵量(すべて見つかったとしてどのくらいのエネルギー量があるかを示した数値)を比べると、
ウラン7.4に対し石炭310ですから、石炭の方がウランの約42倍のエネルギーを埋蔵していることになります。
つまり、この図は「ウランの埋蔵エネルギー量は案外少ない」ことを示す図です。
全体を囲む大きな四角形は1年間に太陽から地球に降り注ぐエネルギー量を示しています。
再生不能エネルギーの方はこれですべて、掘って使い尽くしたらおしまいになるのに対し、
太陽からのエネルギーはこれだけの量が毎年地球へ降り注いでいるのです。
勿論、地球上のほぼすべての動植物が太陽エネルギーのおかげで直接&間接的に生存できているわけですから、
これをすべて人間のために使うわけにはいきませんが、
うまく使えばこっちの方が石油やウランよりも末長く恩恵にあずかることができそうです。
「再生不能エネルギーに頼らずとも、なんとか暮らしていけるのでは。」という希望を感じた1枚の図でした。