「独立型ソーラー発電で冷蔵庫を動かす」の2回目です。
1回目に冷蔵庫について考えましたが、冷蔵庫とDC-ACインバーターの仕様を一旦以下のように決めておきます。
・冷蔵庫:45L 定格消費電力50W 年間消費電力120kWh
・DC-ACインバーター:定格出力600W 正弦波出力

今回はバッテリーの必要容量について考えます。
冷蔵庫は非常時(停電時)に動かす、という設定でした。そこで例えばですが「3日間連続使用できること」を条件に考えてみたいと思います。
天候に左右されずに使用するためには、3日分の消費電力量をバッテリーに蓄えておく必要があります。
まず3日分の消費電力量は、120kwh/365日×3日=0.986kwhとなります。
バッテリーの定格電圧を12Vとすると、バッテリー容量は0.986kWh/12V=83.3Whとなります。

当方では、これにDC-ACインバーターの効率(87%)を考慮し、
さらに鉛蓄電池をぎりぎりの容量まで使い切ると早くバッテリーの劣化が早く進むため、余裕をもった容量を提案させて頂いております。
今回は非常用ですので、バッテリーの劣化については考慮しなくてもよいかもしれません。
結論ですが、当方で用意させていただく場合は、12V定格の鉛蓄電池(ディープサイクルタイプ)で100Ah~200Ahくらいの容量になります。