最近の中国NEV法の話や、欧州での電気自動車推進の動き、またこれに対応する自動車メーカー各社など、電気自動車へのシフトが今後急速に進みそうです。
ところで、よくニュースで言われているように電気自動車は環境によいのでしょうか?
発電所で作った電気を送電して電圧を下げて、バッテリーに蓄電して、これでモーターを回して走るのが電気自動車。
ガソリンを積んで燃やしてエンジンを回して走るこれまでのガソリン車の方が随分効率が良い気がします。

以下のWEBページの数字を参考に自分なりに少し考えてみたいと思います。観点はCO2排出量です。
http://blog.evsmart.net/electric-vehicles/electric-vehicle-eco/

この記事の計算結果によると
テスラSのCO2排出量はおよそ150g/1km走行程度。
ガソリン車の場合、ガソリン1Lで2320gのCO2を排出とありますから、リッター13kmほど走るウチのモビリオ君の場合ですと178g/1km走行、と少しはテスラSの方がCO2排出が少なそうです。

但し、この程度の差ですと計算方法によってはほぼ同じになる可能性もありそうです。
車自体を作るのにもエネルギーを使いますから、今のところはガソリン車の方が製造時に排出するCO2は少なそうです。
あと新しい技術ですと耐用年数も気になります。買い替えたり、バッテリーを交換するとまたそこでCO2排出、ということになりますから、どうも単純に「電気自動車がエコ」とは言えない気がします。

個人的には、バイクに乗っていたこともあり、エンジンの音も好きだし、好きな車に長く乗るというのも素敵なことだと思いますので、
右へ倣え(ならえ)で電気自動車一辺倒というのはどうにも寂しい気もします。

化石燃料を含めた自然を大事に使っていくという目的ならよいと思いますが、新しい産業で経済活性化したいから、ついでにやっぱり今までとほぼ同じだけ石油も使っちゃってます、
というストーリーにならないことを願っています。
(写真は日産自動車のWEBサイトより、前モデルより少しカッコよくなったかな。)